2017年04月12日

写真投稿「姫路城と桜」児島さんより

当会会員の児島 晋さんより素敵な写真をいただきましたので
ご紹介します。

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花見ランを30キロしました。


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「姫路城と桜」



満開の桜の中を走るってどんなお気持ちだったでしょうか。
児島さん、貴重なお写真ありがとうございました(⌒∇⌒)

posted by ech28-5 at 18:02| 日記

2015年11月14日

平成27年度環境カウンセラー研修に参加して

平成27年度環境カウンセラー研修に参加して

当会会員:児島 晋 さん
 
今回、初めての研修で色々と学ばせて頂き、
たくさんの方と交流をすることが出来ました。
今後、環境カウンセラー活動を行う際には、
複数の方とお会いする機会が多く、
環境教育以外にも依頼者からの質問に対する回答について、
相手が理解しやすく伝える必要があるため、
今回研修では、本活動を行う上でのポイントを学びました。

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本研修会は、スタッフとしてお手伝いができ、大変良い経験が出来ました。
また、最近、色々と活動をしていますが、
環境カウンセラーの知名度が低いため、
名刺を活用することが知名度UPを図ることができると思われます。
会社の名刺だと、会社名・会社の連絡先になるため、
今回、環境カウンセラーひょうご 個人名刺を作成し、
研修会及び15周年記念イベントの際に配りました。
今後は、この名刺の裏に環境カウンセラーの活動内容を入れ、
配布し、知名度向上に取り組んでいきます。

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当会会員:豊田 隆俊 さん

研修で図で見る環境白書を配布されておりましたので、
できれば環境省の方からでも、
この資料に関するプレゼンを
研修会講演の1つとして、実施して欲しいと思いました。

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会場、運営については、自画自讃するわけではありませんが、
問題無くスムーズに実施されていたように感じました。
非常に良かったです。

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当会会員:西田 和生 さん

今回の研修会では、
県外の方たちと交流できたことが大きな成果でした。
研修会にはこれまで何度か参加しているけれど、
このような経験は初めてです。

研修会を通じて、本来の目的である研さんを積むと同時に
多くの方との交流が持てると、
次も研修に参加したいと思うようになります。
今回、有意義な企画を立てていただいた役員の方たちに感謝します。
有り難うございました。

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「ミツバチにできること、地球の植物を育てること」を受講して
米川さんの講義を聞き、最も感心したのは、
ネパールの人たちに直接支援をするのではなく、
蜂蜜の収穫を増やすためにはどうしたらいいか、
当事者自らに考えさせるようサポートされたことである。

困っている人がおれば、すぐ手を差し伸べたくなるのが人情である。
しかし、それでは当座の救いにはなっても、
自立して暮らしていく助けにはならない。
そのために、どのような支援の在り方が最もいいのかを
しっかり考えるべきである。

この講義を聞いて、次のような話を思い出した。
水に困っている人たちには、「井戸を掘ってあげる」のではなく、
「井戸の掘り方を教える」のだそうです。
井戸を掘るための技術を教えれば、その井戸の維持・管理だけでなく、
先々、水が出なくなった時に新しく掘りなおすということも
できるようになるからです。

単なる「知識」の伝授ではなく、得た知識を生かして、
自らの手で生活を豊かにしていくための「知恵」を
教えることこそが大切なのでしょう。

ESDの根本は、この「知恵」をいかにして
身につけさせるかにあるといえる。
そのことがよくわかるいい講義でした。
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当会会員:中川 慧 さん

これまで数回、環境省主催で実施された近畿地区や
他地区での環境カウンセラー研修会に参加しましたが、
今年度の「環境カウンセラー会ひょうご」運営の研修会ほど
テーマ選定や 内容、議事進行に
見事な出来映えを示された例を見たことがありません。

これは偏に「ひょうご」幹部のリーダーシップと
これに協力された会員の方々の綿密な事前計画、
実施要領、人員配置等に至るまでの一致協力が実ったものと思います。

私も当日僅かばかり(記録係)のお手伝いをしましたが、
事前に頂いた簡潔なメモで要領が示され、
迷うことなくその役目を全うすることが出来ました。
これも周到な計画の一例だと感心しました。

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今回の活躍で「環境カウンセラー会ひょうご」の認知度を
近畿地区で大きく拡大しましたが、
さらに積極的な環境活動を通して
全国な展開を今後進めて頂きたいと思います。

posted by ech28-5 at 15:00| 日記

2015年06月15日

【新入会員ご紹介】児島 晋 さん

児島 晋 さん(市民部門)
登録分野:2.自然への愛着 7.地球温暖化 8.資源・エネルギー

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高校2年の時に、「沈黙の春」や「ハイテク汚染」の
本を読んだことをきっかけに、
環境問題を解決出来る仕事に就きたい 

との思いがありましたが、
就職当時は、製造メーカー等の求人しかなく、現在の会社へ就職しました。

しかし、就職後配属先が、
現職の 環境保全担当の業務 に係ることができ、

努力や強い想いを持てば願いはかなう

と思いました。

但し、環境問題は、範囲が広く・奥が深いため、
現職の業務だけでは、解決が出来ないと思い、
募集していた北九州市環境学習サポーター及び
福岡県温暖化防止活動推進員に申込みを行い、
地域社会に対し、
環境問題の深刻さやその解決方法 について、

北九州市環境ミュージアムへの来館者や市民センター等で、
エコ工作や学習会を通じて説明していました。

しかし、3年前に姫路への転勤をきっかけに、
今までの環境活動が出来なくなってしまったため、
論文や面接試験を受け、無事合格し、
今年度より環境カウンセラーとして登録ぴかぴか(新しい)されました。

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今までの経験を踏まえて、
少しでも環境問題が解決できるよう頑張りたいと思います。
posted by ech28-5 at 00:00| 日記

2014年09月29日

コラム◇第1回:「御嶽山大噴火」に寄せる思い

秋風が頬をなで、日本の山々も紅葉を始めてきた。

昨年、

世界文化遺産に登録された富士山のお話を・・・

と思っていた矢先、突然
「御嶽山大噴火」

のニュースが飛び込んできた。

富士山が綺麗に見える最西、
その凛々しい山容から
日本のキリマンジャロ

と呼ばれ、とても人気の山です。

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ちょうど2週間前にツアー客40名ほどを引き連れて
ここに登っていた私
は、
背筋が凍る思いで映像に見入った。

火山灰が積もった山頂の空撮、避難した人の声、
どれも驚くものばかり。
皆様がご無事であること心からお祈りいたします。

勢いよく噴煙をあげ、猛烈なスピードで迫ってくる緊急事態、
youtubeにアップされていた映像を撮影した人は、
直前まで

「まさかここまで来ることはない」

と思っていたのだろう。

とても勉強になることが多い映像だったので、
あの状況下でするべきことを3つにまとめて考察します。

まず
@避難場所の確保。

避難できる場所や隠れる場所がない場合、

その次が
A空気の確保。

水分を含んだタオルでマスク替わりにするのもいいが、
これでは口だけの保護で、
視覚や嗅覚などが著しくダメージを受ける。

できればビニール袋を頭からかぶる。
これである程度の時間、呼吸可能な空気を確保。

雪崩や海でおぼれた際は
ビニール袋の替わりに口の前に両手で空洞を作り、
唾が落ちる方向で上下を判断することが可能となる。
このことは、咄嗟の行動として覚えておいたほうがいい。

最後に
B身体を守る服装や態勢。

フード付き雨合羽を着る、タオル等で頭や身体を保護。
さらには手袋の装着などをし、皆でかたまってしゃがみ、
ビニールシートやシュラフを持っていれば利用する。

日本には富士山や御嶽山を含め、活火山は110もある。
だからこそ素晴らしい温泉も多い。

この地熱エネルギーを原子力エネルギーの代替として
利用しない手はないのだが、
温泉街に
大規模な地熱エネルギー発電所の開発が
進むわけもなく・・・


という状況が何ともじれったいのです。

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(2014.09.29 当会会員 庄野 初美さん 投稿)
posted by ech28-5 at 10:45| 日記

2014年09月17日

【第9弾】西田 和生さん★会員スペシャルインタビュー

先日おこなわれました「地球温暖化」の講演(兵庫県三田市)が
大盛況ぴかぴか(新しい)だったという西田さん。
その素顔に迫るべく、このたび、
インタビューさせていただくことにしました。
(平成26年9月6日実施、聞き手:仁保めぐみ【広報担当理事】)

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Q:なぜ環境カウンセラーになったのですか。

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直接の動機は、社会教育の分野のことをやってみたかったから。
大学を出てから40数年、ずっと学校教育に関わっていました。
兵庫県内の公立高校の教師・校長から
国際環境専門学校理事・校長までね。

Q:学校教育では何を教えておられたんですか?

物理です。

後で知ったんだけど、理科の教師をしていたら、
環境カウンセラーの受験資格要件はクリアしているわけで....。
もっと早く取れたんだけど(笑)。

平成14年に環境カウンセラーの制度ができるというので、
学生の取得する資格として使えるかどうかを調べるために、
大阪まで説明会を聞きに行ったんです。

そのときは5年以上の経験がいるということで、
私自身は受験の資格がないと思ったんです。

Q:そうですよね。この制度、なかなか認知度が(笑)

65歳くらいになった時に、
これ(学校教育)だけで終わっては駄目だと思った。
自分の体が動くあいだに「何かしないと」と退職しました。

環境の専門学校に5年勤めたから受験資格ができ、
「自分ができることに、ちょうど向いているな」と思って
申請したんです。

申請書類を取ってみると、
「理科の教師は・・・」というのがあり、
それならもっと早く取れたのに・・・。
後の祭りですね(笑)

Q:受験の論文の課題って覚えてますか?

「自分が環境に携わってきたこと」と、
「環境カウンセラーになったら何がやりたいか」だったと思う。

Q:職業で先生をされていたら、論文なんてお手の物ですよね(笑)

いやいや、そんなことは、ないんだけれども。
環境に携わった実績だけはあるし、やりたいことは社会教育。はっきりしていたから、そんなに苦労はしませんでした。

Q:合格されてからどんな活動をされていますか?

最近でいうと、社会教育の分野では、パソコンを教えていますよ。
近くに学校厚生会の事務所があって、そこを借りて、昼間にね。

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ワード、エクセル、写真の編集、音楽のダウンロード、絵を描くなど、
パソコンでできることは何でも。
ただ、最近、「作曲をやりたい」というリクエストには・・・。
作曲は自分がセンスないからちょっとね・・・(笑)

Q:パソコンのことを何でも教えていただけるんだったら、
学びたい方が多いのでは?


そうですね。
この間も「そろそろ年賀状を」とリクエストがあってね。
どこかからコピー・アンド・ペーストで持ってきても
できるんだけれど、
自分風のオリジナルな年賀状を作る方がいいかなと思って、
写真を加工して油絵風にしてみたり、
レイアウトも縦書きをちょっと入れてアクセントにしたり。

生徒さんはそれぞれ趣向を凝らしたものに仕上げていますよ。

Q:油絵風?発想がすごいですね!西田さんは絵も・・・?

いえいえ、全然センスないんです。
でも音楽よりはマシかな(笑)

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あとはね、学校教育からも完全には足が洗えなくって、
中学校から頼まれて、作文の添削をしたり、
公立高校の面接のアドバイスをしたりしています。

Q:面接官へのアドバイスですか?

いえいえ、生徒たちの。

将来、
「環境分野において、世の中で役立つような仕事をしたい」と考えている生徒に対して、
公立高校の面接でどのようにその気持ちを話すかのアドバイス。
環境カウンセラーの視点からできるからね。

中学生ぐらいだと、漠然と考えていることはあっても、
その思いがはっきりしていないし、十分に伝えることも難しい。
環境の分野は広いから。
生徒には、もう少し掘り下げて・・・と、思いを聞いてみる。

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「生態系がやりたい」と聞けば、
「こういう大学があって、こういう研究をしていて」
高校を卒業してからのビジョンなどのヒントも教える。
「だから高等学校では、こういう勉強をした方がいいよね。」
勉強する意味も理解してもらいながら。

Q:環境カウンセラーとして、また、西田さんのご経験から
言える話ですよね。環境に関心を持ったエピソードは?


私が20代、30代の頃、山岳部の顧問だったんですよ。

Q:おぉ、学生の頃、山岳部におられたんですか?

いえいえ、教師になったら、
何か部活動の顧問をしないといけない、というか
嫌でも何かさせられる(笑)

夏休みは男子を連れて10日間ほど、いったん帰って、
またすぐに女子を連れて1週間ほど。
毎月、1度は訓練合宿などずっと引率していましたね。

その中で環境省が高山植物の保全のため、
テントを張る場所を指導していて、巡視員も回ってきてたんですよ。
そうなると高山植物にも興味がわきだして・・・。

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人が歩いたあとに踏み跡ができて、
そこが次第にえぐられていく様子を見て、
人が自然を壊しているのを目の当たりにし、
自然保護の気持ちが芽生えたり。

ほかには、40歳のとき、
家内に連れられて始めたスキューバダイビング。
3級かわいいの資格も取ったんですよ。

ただ、資格を取る時に、
垂水漁港でマスクを外して裸眼で泳がないといけなかったのに、
すごく海が汚れていて、

「魚一匹もいないのに、何で顔付けて泳がなあかんねん!」

と顔を上げて泳いでいたら怒られて・・・。
あの頃の垂水漁港はヘドロの海でしたね。
資格をとってからはハワイ、沖縄とダイビングに行きました。

Q:取ってすぐ、ハワイ・沖縄ですか!すごい!

沖縄には何度も行きましたが、30年余り前の真栄田岬は、
まるで竜宮城かぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)プレゼントと思えるようなきれいなところでしたね。
色とりどりの魚や大きなシャコ貝などがたくさんいて、
シャコ貝には挟まれたら大変!と思いながら潜っていました。

ただ、リゾート開発が進むにつれ、サンゴに影響が出てきました。
15年ほど前に修学旅行で沖縄に高校生を引率したとき、
サンゴが死んでるんですよね。
生きたサンゴがいない死の海。

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せっかく沖縄に来たのに、この子らかわいそうやなと。

そういう思いから気づきを・・・
たくさんの方に経験してもらいたいです。

Q:専門学校ではどうでしたか?

今から12年前くらいの話ですが、
その頃はこういった環境の専門学校がそこしかなかった
専門学校では校長だったので、
学生と直接、接することはあまりなかったんです。

入学式や卒業式で環境の話を交えたとき、

「校長先生、今日の話良かった!」

と言われたら、
「そう言ってくれてよかったな」と嬉しくなりました。

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ただ、環境専門の学校ですから、学生たちは熱かった。
日本全国から入学してくる。
四日市ぜんそくやイタイイタイ病など
公害で親などが大変だったことを聞いている。そういう人なんかがね。

それに、就職の氷河期だったんで、
大学の・・・・
そう、例えば修士課程が終わったけど、
就職先が決まっていない人も来ていました。

彼らは下地があるので、環境計量士など
一発で合格するんです。
それで、面接に行くと、
「明日から来てくれないか」と就職もすぐに決まる。

その都度、先生方は喜んで拍手ですが、
後期の授業料が入らなくなるので、
経営者としては微妙たらーっ(汗)だったと思います。

環境専門学校の目標は、資格をたくさん取得させる
計量士、水質、大気など公害防止管理者など。
特に、浄化槽関係の資格は需要が多かった
企業では管理者を置かなければならないので、
卒業生は、即、使える人材になる。

授業は分析が多かった。
当校は、様々な分析が経験できる環境で学生に学ばせていた。
大学では深くは学べるが、そういう経験をする機会があまりない。

Q:最近の子供が理科嫌いと言われていることについて、どう思われますか?

僕は、よく実験をさせたんです。
自分の高校時代では、化学の実験はあっても
物理の実験などは、させてもらえなかった。
それには結局、先生の姿勢もあるが、
当時の高校に機材が揃っていなかったのも原因かな。

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教師になった頃、PSSC*という
アメリカの団体が開発した器具を参考に、
教材を手作りして実験させるのが流行っていたから、
僕もいろいろ作りましたよ。

* 1956年に、MITのジェロルドザカリヤと
フランシス•フリードマンを中心とする
大学の物理学教授や高校の物理の先生のグループが、
物理学の入門コースの授業を改革する方法を検討する
物理科学研究会(PSSC:Physical Science Study Committee)を
立ち上げた。


Q:覚えておられる実験ってどのようなものですか?

2番目に赴任した高校が新設校だったので、器具が何もないがく〜(落胆した顔)
比熱なんかの実験をさせたいと思っても熱量計がない。

ちょうどその頃カップラーメンが出回っていたのだが、
その容器は断熱容器でしょ?
だから「来週までにカップラーメンをたべた人は
空いた容器を持ってくることexclamation」と指示して、
それを使って、非熱の測定などさせていた。

母親に「カップラーメン食べたい」、
「実験に使うから」と用意してもらって(笑)
整った器具を使うより、その方が生徒も記憶に残る。

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反省することもある。
もう少し、その時代に
「原子力のことを教えていたら、よかった」
ということ。

原子力はカリキユラムの一番最後で、
「平和利用」としてちょこっと教科書に載ってただけ。
「危険だよ」ということは教えていたけど、
後々、福島のようなことが起こるとは思ってもいなかった。
そのあたりをもう少しちゃんと教えといたらよかった。

「核物質というのは危険なんだよ。
ウラン238などは、半減するのに
地球ができてからいままでと同じくらいの時間、
45億年もかかる。」

そんな話はしていたのだが。
もうちょっと深くやっておくべきだったと反省しています。

Q:どういう環境問題に関心がありますか?

専門学校にいるとき、
「PM2.5が注意喚起しないといけない物質である」
環境の専門雑誌でとりあげられていました。
そう考えたら、その頃少し話題になりかけていたものが、
今、大きな話題になっていることもある
んですね。

ちょうど日本で30〜40年前に問題になっていたことが、
中国で、現在、問題になっている。

20年前に話題になっていたことが、いま
韓国で話題になっている。

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日本も昔はひどかった。
僕は神戸の家から勤務先の西宮の学校まで
六甲山を越えて行っていたんだけど、
冬、大阪平野を見たとき、スモッグが町を覆ってるんですよ。
眼下に。

その中で排気ガスの温度が高い煙突からの煙だけは、
スモッグの上に立ち上っていて、
弱いのは下に溜まっていて。
グレーというか、薄茶色というか。

モヤぁっと。

車に乗りながら

「あの大気の下に仕事にいくんだな」と。

見えているからこそ、汚いのがわかる。
その中にいる人にはわからない。
お正月明けはきれいんです。企業が休んでいたから。
きれいなときは、紀伊半島まで見えていましたよ。
ああ、人間はそんな汚いところに住んでいるんだなと

大阪から九州にいく客船があって、時々、
それに乗って神戸まで帰ってきたことがあったんです。
尼崎の沖合にさしかかると、海水が墨汁の色でね、黒いんです。

海が真っ黒。

この海水から墨汁が作られるのかと思うくらい。

そんなところでは生き物は住めない。
そこに注ぎ込む、当時の神崎川などは、
企業や家庭からの汚水が流れ込む大きな「ドブ川」だった。
汚くまた臭かった。

神戸電鉄の横の川でも、泡が飛んでいた。
合成洗剤で泡立ちのいいのというもの。

アルキルベンゼンスルホン酸塩系のすごいの。

それはもう、すごかったですよ、
風に乗って泡が飛び回っているんですよ。
昭和の40年代、50年代はひどかったですね。

現在問題になっているPM2.5には、
中国だけでなく国内産もあると思う。
一見、国内の大気はキレイに見えているけど、
小さい目に見えていないものはたくさんある。
そういうところを啓発してくのも我々環境カウンセラーの使命。

Q:環境に興味をもたせるには、どういうことから始めますか?

「山へ登って気がついた」、「海に潜って気がついた」、・・・、
子供たち一人一人の体験がモノをいう。
それには、大人の手助けが大事。
子供に正しく教えられたら。

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もうひとつ心配が。

小学校の先生で理科が好きだったという人は少ない。
小学生の時から理科は大事。
先生自身が経験していないから、それこそ、
自身の授業でも実験などしたことがないという先生が結構多い。

本の通りにすすめて「授業終わり」といえば、子供たちも気づきがない。
これは、教育の由々しき問題。

小学校は一人の先生が教えるから、これは困ったことです。
子供たちの気づきを応援できるような活動をしたいですね。

Q:西田さんは教えることが好きなんですね。

そうかも知れませんね。
環境問題はたくさんあるから、
何を求められているかを聞いて、それで話しましょうかと。

講演では、「今、分かっていることはこういうことですよ」と
最新の情報をもって話します。

例えば、

“二酸化炭素の排出は、二酸化炭素は安定だから、
仮に排出をいま止めても
明日、明後日に解決するという問題ではないですよ。
みなさんの孫、ひ孫・・・とずっと先になる。
みなさんは排出をやめたらすぐに
温暖化がストップすると思ってるでしょ?と。

最近、深海の海水の温度が急激に上がってるんですよ。
深層海流は地球を一周するのに
2000年とも3000年とも言われているので、
影響が何千年か先まで及ぶ。
「二酸化炭素の排出を抑えるには、
呼吸も2回に1回にしましょうね」


などと冗談も(笑)

先日の講演会では資料中に「デング熱」のことも入れて
「今に日本でも流行りますよ」といったとたん、
話題になった。

「きたっ!」

思いましたね。

Q:西田さんは聴講者へのサービス精神が旺盛ですね。

遠くからわざわざ来ていただいた方々に
「あぁ、来てよかった。」
思ってもらえる講演を常に心がけています。

Q:それは何かご経験からですか?

高校生なんか話がつまらんかったら寝てしまう眠い(睡眠)
身にしみて感じますね。
先生は絶えず生徒から評価されているんですよ。

Q:そういう場合、どうされるんですか?

そうならないような話題を考える
だけども、ざわざわしてるときなんかは
1〜2秒話すのを止める。
そうするとね、不思議なものでみんな見るんですよ。

Q:そういう技があるんですね。

あるんです。

聴いてほしければ黙る。
3秒も黙っていたら、みんな
「どうしたのかな」と不思議そうな顔で絶対見る(笑)

それも、一番ショックだったのが、工業高校・・・・あせあせ(飛び散る汗)

ある科では、僕が話ししだしたら
5分も経たないうちに全員寝てしまった、いや、
委員長だけは聴いてくれていたかなふらふら

ショックだったので対策を考え、
次の時間、僕が質問したことに挙手をして答えたら、
答えた内容によって点をあげる
答えが間違ってもいい考え方だったら評価すると言ったんです。
そしたら小学生みたいな授業になった。
みんな

ハイハイハイハイって手(パー)手(パー)手(パー)手(パー)

寝る子がいなくなった(笑)

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しばらくすると、
「先生、点つけてるって嘘ちゃう?」
「つけるフリちゃう?」
と言われることもあったので、
「君はいついつこういう発言をしたね」と点数をみせると
「ちゃんとついてるわ」って。

ある生徒から学期末に、
「先生、僕、今まで4貰ったことないねん。
4つけてくれてありがとう。」
と廊下で礼を言われた。
「君はよく発表した。質問にも答えられて偉かった。
次もがんばりや」
というと嬉しそうでした。

大体、学校の先生は減点主義。
でも、寝られないようにするにはと考えて、僕は加点式にした。
別に100点超えてもかまわない。
全員に寝られる方がショックだから。

学生もこの先生はどんな人かよく知っている。
まず、先に試しますね。
試して駄目だったら「こいつは実力ないな」って。
次からは信頼してくれない。

生徒が聞いてくれなかったら、どうしたら聞いてもらえるか。

この経験がいい勉強になりました。
興味がないのを、どうやってこっち向かすか。
こうしたらどうやろうって試す。
そうすると、みんなが小学生みたいに素直に手を上げる。

手を上げたけど答えられない生徒もいる。
手を挙げた子には、
「積極性を買う!1点!」と言ったら
みんな手を上げるようになった(笑)

Q:そういった授業はいまでも生徒の思い出に残っているかも知れませんね。
自己主張、発言力・・・大人になって求められる力です。
生徒さんもいい先生にめぐりあいましたね。


僕はね、
100人生徒がいたら100人ともそれぞれが良いところを持っているから、
その良いところを伸ばしてあげないといけないと思っている。

学校教育でも同じ。
だから、いつも同じ教育をするだけではいけない。
自分たちが習ってきた勉強を教えるのではなく、

その子供たちが伸びるような・・・・

世の中で生かせるような教育をするよう心がけないと。

教育内容を変えない方が安心、楽という姿勢ではダメ。
時代の流れで柔軟に変えていかないといけない。

教える側はいつも、先を見据えて準備しておくことが大事ですね。

**********************************

【西田 和生さんプロフィール】

昭和16年10月 神戸市で生まれる
昭和40年3月 神戸大学教育学部卒業
昭和40年4月 兵庫県立三木高等学校 着任
昭和47年4月 兵庫県立西宮北高等学校 着任
平成4年4月 兵庫県立尼崎工業高等学校 着任
平成9年4月 兵庫県立神戸高塚高等学校 着任
平成14年3月 兵庫県立神戸高塚高等学校校長 退職
平成14年4月 国際環境専門学校 理事・校長
現在、同校(校名変更して、現在は環境学園専門学校) 名誉教授

**********************************
【インタビューを終えて】

「はい、名刺(笑)」

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西田さんにお会いしてすぐ、
尼崎倶楽部(昭和58年、尼崎産業界を中心とした各方面の方々の交流の場)の
「朝食会」で講演されたときの冊子
(平成15年8月20日「演題:21世紀の新しい教育」)をいただきました。

こういう先生のもとで学んだ生徒さんは、
きっとこの先生を忘れないでしょうね。
生徒さんとのエピソードには思わず
じーんもうやだ〜(悲しい顔)としてしまいました。

私たち環境カウンセラーとして、環境啓発をしていく上で、
伝える技量と最新の知識、聴講者への配慮というものはかかせません。
「力量向上」とはまさしくこのことです。

これからもご指導よろしくお願いいたしますわーい(嬉しい顔)

posted by ech28-5 at 20:41| 日記

2013年04月09日

【第7弾】西谷 寛さん★会員スペシャルインタビュー

今回は、環境絵本「海と空の約束」の作者、
西谷 寛さんの素顔に迫ってみました!
(インタビュー:2013.3.30実施)

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Q:環境カウンセラーになろうと思ったのは?

仕事で環境教育を企画したり支援したりする中で、
環境カウンセラーの人とお話ししたり一緒に
活動したりすることがあったことから、
大事な活動してはるなと思っていました。
それが環境カウンセラーを知ったきっかけですね。

環境活動を一生懸命やられている方々からは感銘を受けながら、
一方では、学校現場や行政だけでは
環境活動を進めることがやっぱり難しい
と感じていました。
自分自身、仕事で環境にかかわっていましたけれど、
仕事を離れたところでも活動ができたほうが
もっとたくさんの大人や子どもたちにメッセージを送ることができる。

地域で取り組む、進める、その役割を
自分でもつとめられたらいいなと思いました。

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Q:「環境カウンセラー」にこだわった理由は?

「環境カウンセラー」は、環境改善、保全活動の方向を向いて
活動をしているという名詞みたいなものですから、
数文字でミッションを理解してもらえる名前でわかりやすい。

「環境カウンセラー」と言う肩書だけで
仕事が降ってくるわけでも活動が広がるわけでもないですが、
「環境カウンセラーとして活動をやってます」というと、
学校や様々なコラボするセクターでも信用してくれたり
「なるほど」と言ってくれる人もいるので
「環境カウンセラーの活動」というのは認められていると思うんです。

あと、友達にも環境カウンセラーが何人かいるんですが、
具体的な活動や研修の話を聞いて、今以上に情報が入ってきたり、
タイムリーな勉強ができる
ことに魅力を感じました。

Q:申請時の論文についてお聞かせください。

論文は冬休みの宿題のような感じで取り組みました。
内容は前半は何かのお題について書き、後半は
「環境カウンセラーとして今後、活動をしていく上で必要なこと」に
ついてしっかり書いたように思います。

Q:書いたものはどなたかにみてもらいましたか?

それはないですね。

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実際に自分の仕事やプライベート活動で、
参加して来た様々な活動の中で
「環境活動はどうあるべきか」とか、
「環境教育ではどういうことが大事か」と考えながらやってきたので、
自分の実践活動から自分なりに整理してまとめた、
オリジナルな論文でした。

今はちょっと検索かけたらいろんな論文や情報が出てくるけど、
それで美しい言葉を並べるような論文ではよくないし、
実際の活動には役立たないから。

やっぱり活動していくのは自分なんで、通ったら通ったでいいし、
通らんかったら通らんかったでもいいし、
通ったからってどうっていうものではないし(笑)。
そんな思いで自分の気持ちを出し切って書きました。

Q:4000文字にご苦労されませんでしたか?

文章は割と好きだから大丈夫。
ただ、既定の文字数でまとめるのは作業的に手間がかかりました。
論文を書くというのはその人が何を考えているかよくわかるし、
いい選考方法だと思います。

Q:一次合格後、二次は面接になるわけですが・・・

面接は平日で、仕事を休んでいかなあかんので、
調整がいりました。でも、それぐらい重要なことだった・・・。

選考も思ってたよりも自分自身の活動のことを話せていい面接でした。
「環境カウンセラーになったらどうするか?
 どんなことを一番大切に考えるか?」など、
予想がついた質問が来ました。

Q:余裕だったんですね?

そうですね(笑)

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論文は判断する人に好みがある、でも
一次が通ったのだから、面接はだしきった。
これで通らんかったら何回受けても無理だと思いました。

Q:そして合格を手にされたんですね。
そもそも西谷さんが環境に興味を持ったのは?


僕は昭和31年、明石に生まれました。
その頃の明石は、蛍も乱舞してたし、
小さな小川にもウナギがいてたし、
海に行ったら小学生でも食べきれないほど魚も釣れたし、
そういう恵まれた自然環境で育った自分がいて。。。

自然のことが好きで、大学でも海のことを勉強しました。
自然環境とか海のこと、魚のこと、生物のこと、
もともとそういう環境問題には興味があったんです。

大学の時に、魚の研究のため、離島生活もしていたんですよ。

Q:おぉ、離島生活ですか?

屋久島から船で一日かけていかなあかんような島、口之永良部島
一日一便しか船がないんです。
瀬戸内海の鞆の浦の仙酔島の実験所でも
住み込みで実験、観察をしていました。

そこの生活は、めちゃくちゃ不便だし、
めちゃくちゃ経済的にも厳しいけど、
すごいゆったりとした人間らしい生活がありました。

それが、都会における我々の暮らしを考えるきっかけになったんです。
我々の生活って一見豊かそうに見えるけど、
ほんとに豊かなのかなぁって。
都会の生活って便利だし、過ごしやすい、なんでもすぐに手に入るけど、
不要な便利に慣れてしまっている我々がいる。

社会人になってからは忙しくって(島に)行かれへんなと
あきらめていたんですけど、
阪神大震災を経験し身近に生死や生活の破壊を体験した時に
「人生1回きりやな」と切実に思ったから、
ちゃんと仕事はやったうえで(笑)、今でもたまに島に行きます。

島ではゴミの収取もなく、排出抑制が当たり前。
食べ物も残さない。自給自足を節制しながらしている。
循環型社会そのものとも言えると思います。
このことは、地球で生きている自分を考える機会になる。
自分の暮らしがどれだけ贅沢か感じる。

都会での暮らしや子育ては、知らず知らずのうちに、
自分のことは自分で、生きるすべを、生きる力をつけることを、
便利さにかまけておろそかにしているのではないかと感じます。

今、その豊かさや幸せや便利ということをゆっくり考えたり、
どうあるべきかと親子や仲間、
地域で話し合ったりすることが大事なのではと、本当にそう思います。

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Q:そのことが今の活動の源になっているのですね。
西谷さんが環境問題で危機感をおぼえたのは?


私が住んでいる今の家は親父が建てた家で
約50年たっているんですけど、
11年前から太陽光発電をしています。

昔、遠くから自分の家を写真に撮ったら、
後ろって全部緑の山やったのに、
今は後ろの山は全部住宅になっていて、
雑木林がなくなっているんですね。

地面を見たらアスファルトとコンクリートばかりだし、
都会に降った雨が地下浸透することなく
一気に川に流れ込んで大水となることによって、
人の尊い命が失われることもあります。

土がない、地面がない、森がない都会においては、
水の循環もおかしくなる
し、川の環境も大きく変わってくると思う。
海に潜るのが趣味なんですが、海って生物多様性の宝庫で
我々に食料を与えてくれる大切なフィールドでもあるし、
酸素を供給してくれたり、安定した気候を保ってくれたり、
すごい大きな要素があるのに
それが崩れかけているなということを感じます。

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みんなでちょっとずつ気を付けて、できることをやっていかないと、
これ以上森や土がなくなり海が傷むと、
一気に環境問題が悪くなっていくようなターニングポイントが
近い将来くるのではないのかなと思います。

Q:西谷さんが講演などの環境活動をするうえで、
気を付けておられることはありますか?


エネルギー問題の講演にしても、生物多様性の講演にしても、
3Rに関することでも、
どんなことを少しでも気をつけたら地球環境に役立つのか?
ということを総合的に伝えたり、相談にのったりしています。

相手の年齢や知識や興味に合わせてメッセージが送れたら、
いい環境カウンセラー活動になるのではと。

Q:例えば、どんな?

ごみ問題やエネルギー問題をメインに考えるときでも
地面がちょっとでもあるんだったら、
コンクリートで覆ってしまうのではなく、
地下浸透をするような仕組みを残す

家の近くに公園があるんだったら、
公園の管理にもかかわって土や緑を育て、
子どもたちと一緒に、土の大切さや水の循環の大事さを
自然環境の中で実感できるような行動を起こす

食糧問題や都会生活で心がけることができるエコスマートな暮らしや
実践事例をを紹介するようにしています。

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自分の家で無駄な電気を使わない、
水道の水をちょっとでも大事にするということが、
環境の保全につながっているということを感じてほしいし、
電気代が助かるということだけじゃなしに、
無駄な電気を使わなかったら古い発電所を止められるし、
たくさんの石油や石炭など燃やさなくてもいいし、
全部ローインパクトの生活につながるわけだから、

みんながちょっとずつ気をつけることによって
地球を大事に使えるというか、
それが要するに循環型社会につながっているということを、
子どもたちとかあんまり環境問題に興味がない人にも
伝えていきたいし実践に繋がることを話したい


家の活動を考えることで、海を守ったり山を守ったり
環境全体を守ることにもつながりますよと。
そのためには自分が実践している必要があると思っています。

そのほか、僕は自治会にもかかわっていて、
家の近くの公園の管理と川の清掃をしようと企画しています。
地域から、足元の環境改善というか、
「環境の再生」をみんなにと取り組んでいます。

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Q:いろいろされているんですね。

ホンマ、忙しいんですよ(笑)

Q:西谷さんといえば、絵本「海と空の約束」ですね。
前に私も本をいただきました。


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※本のあらすじ:大昔、孤独を悲しむ空に、
海が「今に私の子どもたちが遊びに行くよ」と言いました。
やがて海の生き物から進化した鳥が空で遊ぶようになります。
しかし、今度は海が汚染されて元気をなくします。
空は森や川などと協力して海に注ぐ水をきれいにします。
そんな自然のつながりがカラフルな絵をふんだんに使って描かれています。


紙芝居のあとに、年代にあわせて一緒に様々な環境問題を一緒に考え、
意見交換することで環境教育を進めています。

Q:この本を作ったきっかけを教えてください。

神戸市内の川の保全活動のお手伝いとして、
クリーン作戦や生き物探しを子どもたちと一緒にしてたんですけど、

子どもたちにしてみたら、どんだけゴミがたくさんあるかとか、
そのゴミはどこからきてるとか、どこにそのゴミがいくとか、
不思議なんですよね。

そんなことを一緒に考えたり、神戸市内の川でも
これだけ生き物がいるということを調べたりすることは
意義深いことなんですが、

その時に、この川を汚しているのは私たちの生活だということや、
この川の水は結局海に流れて行って
海の生態系にどんな影響を与えて、
その水が蒸発して雲になって陸地に降りそそいで、
水の循環をして、場合によってはそれが飲み水となって
我々の家に供給されていくしくみを

フィールドで伝えたいな、話したいなと思って、
「わかりやすい教材があったらな」と絵本とか紙芝居とか
いろいろ調べたんですが、ピンとくるものがなくて、、、、。

その時に自分が自分の娘に書いた童話で
「水の循環」を考えさせることができる話があったのを
「絵本にしちゃおうかな」と勘違いして(笑)、

最初、「娘の絵を挿絵に・・」と思って作業を進めていたんですが、
大学生になって「忙しいから」とフラれて(笑)。

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神戸在住のプロのイラストレーターさんと知り合い、
1年間越しで絵本と紙芝居を作りました。

Q:タイトルはすぐに決まったんですか?

僕はタイトルをまず考えるから(笑)

ほかにも人に見せられないような童話を書いていますけど、
タイトルからひらめいて
「そうだ!これをテーマに話を書いてみよう」ってそんな感じですね。

「海と空の約束」だけではなくて、
「陸はないのか」、「森はないのか」とか、
「陸は約束しないのか?」とか
そういうことをつっこむ友達はおるけども・・・(笑)

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川の保全活動をしているときに・・・
まだ絵本を出す前にね、
この川の水がどこに行くかって知ってる人って子どもに聞いたら、
「海に行く」とか、もうちょっと勉強してる子は
「海に行った後で雲になって雨になって川になってまた海に戻ってくる」
とかいう子がいて、その時に「すごいな!」って誉めてあげたけど、

「その海に流れた水が蒸発してみんなの家にきてる水道の水も、
元はこの川の水かもしれないぞ、
だからこの川の水がきれかったらみんなの家もおいしい水が飲めるし」
という話が子どもの心に響いたみたいで、
作文にしてくれた子どもがいたんです。

その瞬間、「あぁ、やっぱり子どもには、
心に残るわかりやすいメッセージを送ることが大事やな」
と思ったんです。

Q:その本が、国連生物多様性の
10年日本委員会(UNDB−J)推薦「子供向け図書」
「生物多様性の本箱」〜みんなが生きものとつながる100冊〜
に選ばれたんですよね。


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「海と空の約束」は絵本としてだけではなく、
紙芝居としても全国をかけまわって環境教育に活用されています。

今回、国連の生物多様性10年日本委員会というところが
子どもたちにわかりやすい教材を100冊選んだんですけど、
その中の1つに選ばれたのは、ほんとに嬉しかった。

自薦ではなくて、たくさんの専門家で構成されている
選考委員会の選定ですからね。
20年間、人の目に触れずにあたためてきた、
地方の親爺(笑)の童話がこんなことになるなんて。

環境講演だとある程度環境に興味がある人がこられるが、
絵本だと 万人に読んでいただける=問題提起 できることが
いいと思っています。

実際、去年から地元明石の明石浦漁業協同組合の
「漁師大漁祭り」という即売イベントで毎月、
紙芝居と環境問題を一緒に考えるイベントをさせていただいています。

Q:今後の環境教育に思うこと

各地の環境教育活動は盛んになりつつあるけど、
生き物、自然遊びだけじゃなくて、生活とのつながりを上手に
子どもたちやお父さんお母さんに言ってあげる人が増えないと、
それだけではもったいない。

楽しい思い出づくりにはなるけど、
環境改善にはつながらないのでは
と思う。
指導者の自己満足活動ではいけない。

子々孫々に至るまで、緑と水の美しい地球を守り、
人類が生存し続けることができるかどうかは、
私たちの生き方にかかっている。


地域の環境を守る活動や家庭や学校、職場での地道な環境教育が、
未来の子どもたちに緑豊かなまちを残し
「地球を守る活動」にもつながると思います。

環境をブームやトレンドととらえず、
地道に継続的な実践活動をする人を増やしていくことが必要。
黒谷さん(環境カウンセラー会ひょうご)みたいな(笑)。
そのあたりをやっていかないと、世の中の環境意識は変わらないし、
環境問題も一向に解決しない。

Q:環境カウンセラーに期待する活動とは?

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環境カウンセラーもそれぞれ得意な分野がある。

それぞれが得意分野を提供しあったり、
共有したりすることで刺激になったり、
内輪だけではなく外に向かって発信できたり
学びにつながったりするような組織であってほしい。

また、環境カウンセラーは
自分で発信していく力、広報していく力が大切。
地道な活動をしながらも、その活動をまず知ってもらうことが大事。

若い人たちにも環境カウンセラーの存在を
どんどん知ってもらいたいです。


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【西谷 寛さん プロフィール】

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海と空の約束プロジェクト(http://umisora.petit.cc/banana/) 代表。
神戸市勤務(神戸市生活情報センター所長)。
環境行政(環境教育、2005年〜環境省に出向)経験。

ライフワークとして出版した環境絵本「海と空の約束」や
紙芝居を使ったわかりやすい環境教育を
さまざまなセクターとコラボしながら展開中。

環境省環境カウンセラーのほかに、賀川豊彦記念館総合研究所研究員、
ビオトープ未来の泉を育てる会アドバイザー、
日本児童文学者協会会員、日本環境教育学会関西支部会員、潜水士。

自宅は約30年前から壁面緑化・コンポスト、20年前から雨水利用、
11年前から太陽光発電(3.6kW)実施。

絵本はJALはじめ国内の飛行機に子供用図書として搭載されている。
FaceBookほか活動配信・コラボ先・紙芝居無料貸し出し先募集中。

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【インタビューを終えて】

西谷さんから「海と空の約束」の絵本をいただいて数年。
そして今回は非売品バッジまでいただきました(笑)

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地道な活動を継続することの大変さと意義を学びました。

(リポート:仁保 めぐみ 環境カウンセラー会ひょうご 広報)
posted by ech28-5 at 10:54| 日記

2012年08月31日

【第6弾】黒谷静佳さん★会員スペシャルインタビュー

今年6月、環境保全功労者として、環境大臣表彰 ならびに
環境カウンセラー全国連合会理事長表彰を受賞された
黒谷 静佳さんの素顔にせまってみました。

**********************

Q:このたびは名誉の受賞おめでとうございます。
黒谷さんが環境に取り組むようになったきっかけを
教えてください。

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17年前の震災の前後、
日本生協の「環境家計簿」のモニターをしていました。
その頃の「環境家計簿」というのは生活全部が対象
電気、お庭の雑草、洗剤も全部含めてのアセスメント。
これが結構大変でした。2〜3年やっていたかな。

震災のすぐあと、「環境家計簿大会in神戸」があって、
家庭部門に2組の家庭が出たうちの1つが黒谷家
この頃、神戸市の環境教育がはじまったばっかりで、
こどもエコクラブにもかかわっていたところ、
市が推薦してくれて出場することに。

その方々との出会いが環境にどっぷりはまるきっかけになったと思う。
震災の影響から、自営のカフェをやめたあと、
介護やコミュニケーションの勉強もしていたけど、
最終的には環境にどっぷりとの感じです。


Q:こどもエコクラブ(環境省の)というのは?

私は仕事に専念していて、
自分の子をあまりみてやることができなかった思いから、
地域の子供達とクリーン作戦がきっかけで、
環境学習教室(エコクラブ)を作りました。

もともと、実家が農家だったことも幸いして、
クリーン作戦の落ち葉からの土づくりでイチゴ栽培を実践したこと
子どもたちが壁新聞にしたら、兵庫県の代表に選ばれました。

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そうそう、山下さん(当会理事長)との出会いもこどもエコクラブがご縁。

山下さんが甲南大学でオープンカレッジの講師をされてた時、
「こんな活動の仕方をしてるんですけど、こんなんでいいんですかね〜」
こどもエコクラブの相談をしたことがきっかけ。

今では腐れ縁になってしまったけど、山下さんは嫌がってるかも・・・(笑)


Q:環境カウンセラーを目指されたのは?

地球温暖化推進員をやっていると、環境関連の情報が目に付くんです。
環境省の管轄「環境カウンセラー」というのを知って、
なれたらいいなって。


Q:環境カウンセラーとしては表彰の数々にあらわれているくらい、
環境教育を幅広く推進されていますが。


そうですね、たとえば「布ぞうり」古い布のリサイクル。

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昔、年配の方が作っておられるのを見て、覚え、
自分なりの編み方をプログラムして
環境の事も伝えながら民間の指導教室で教えていたことも。

布ぞうりは最初からきれいにつくろうと思うとできないもの。
参加者には「1足目は指導した通りに教科書作りやと思ってね」といいます。

いろんな布でできるけど、使い古したバスタオルが一番作りやすい。
布ぞうりにもコツがあるんですよ。
今も公民館などで講座をやっていますが、
人としての学びが沢山あります。

人との信頼関係(思いを吸収していただける)がとても大事ですね。

また、「玉ねぎの草木染め」
物作りを通じて環境を考えることができる講座。
切り口としては、ゴミ減量、3Rかな。

同じく、「牛乳パックを使っての帽子や玩具作り」

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飾っておくものより、実用性があるものを考える。
ある市のイベントで帽子を使いたいという声をいただいて、
指導協力したところ、とても喜んでいただけました。


Q:他にも思い付くのは「段ボールコンポスト」・・・

毎年、宝塚のある小学校に招かれてコンポストを実践しています。

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家や給食作り時の残り物を使っての土づくり。
2学期に作物を植え、3学期に収穫します。

今年こそは鍋パーティにお誘いをかけてもらいたい(笑)
三年生対象の授業ですが、二年生のうちから
毎年子どもたちが楽しみにしてくれています。
先生も先に箱を作ってくれているなど、協力いただけるおかげで、
ゆっくり環境と絡めた話もできます。

先生が興味を持ってくれるのが嬉しい!
もちろん校長先生の後押しも必要ですね。


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幼稚園でも実践することはありますが、
「段ボールコンポストには生物が住んでいるんだよ」というと
大事そうに運んでくれる姿がうれしいですね。
「生き物にごはんをあげるの」

神戸地区は環境委員会といって5,6年生がキャベツで堆肥をつくって、
畑にまき、キャベツをつくって、自分たちで食べるだけでなく、
市場に出す練習までする。
JA,PTA、学校の共催があっての経済活動も学べる、いいですね。

「段ボールコンポストエキスパート認定やろうよ。」
言ったことが実現し、活動も地域に根差したものとなってきています。
第2回も計画中です。

他に、教育委員会からの依頼で、
学校の先生にも新人教育と題して環境の講話をすることがあります。
「子どもたちに環境教育するには先生に先に教育する」という
ドイツの考えの通り、先生が環境に興味をもってくださると、
自然と子どもたちも環境に関心をもってくれる
そう思ってお話させていただいています。


Q:「エコクッキング」もありましたね・・・

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エコクッキングは、そもそも10年ほど
ある団体で家庭料理を学んでいたのがきっかけ。
一昔前は、栄養を主体とし、
根っこや葉っぱ、皮などつかうのがエコクッキングだったけど、
今は、簡単においしくできるのがエコクッキング

「ひと手間でエネルギーもお得になるよ〜」
「節電と省エネは違うよ〜」
そう言いながら実践しています。

言い逃れとして「味付けは自分のおうちでしっかりやってください」といい(笑)、
旬の野菜の話や素材の味についてもふれてみたり。

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メタボの話題にもふれますよ。
メタボ食、日本食では、「排水の事を考えてみて」と言う。
「下水処理場のエネルギーはどっちがかかる?」ってね。

環境に優しいことはお財布だけでなく、
体にもやさしいことだ
と自分流に理解したら、
その言葉を発することによって、みんなわかってくれます。


Q:「省エネ」もありました・・・(^-^;)

昨年の12月、ECCJ省エネセンターの
「家庭の省エネエキスパート検定」に合格しました。

その後、今年の受験対策の講師の話がきて、
「はぁ〜い、引き受けますよ」手(パー)と簡単に返事したものの、
あとで電力会社社員に向けた研修の講師と知り、びっくり!
時間が足りず、お話ししたいことも十分に伝えられたかどうか・・・。

一般向けには、私はいつも待機電力のお話をするんですが、
参加者と一緒にキャーキャーいいながら、
電気釜や洗濯機の待機電力を計ります。

洗濯機などは24時間中1時間しか動かしてないことから、
23時間待機電力に消費している事実にみんなびっくりしますよ。

どういう人も生活者。
生活レベルでかんがえないとね。


Q:そういった環境教育のいろんなアイディアは
どこから生まれるのですか?


難しく考えなくていい環境教育がしたいんです。
でもよく盗られることもあって。

「お母さんのアイディア盗られた〜」と娘に話すと、
「お母さんもどっかから盗ってきてるやん」と突っ込まれます(笑)

使う人はせめて私の名前をどっかにいれといてください(笑)
アイディアのもとは自分の足で、自分の目で見つけてきますよ。


Q:それは例えばどんな?

私は海外にもよく行きます。

推進員で行ったのがはじまりなので、
どうしてもエコの視点から観察してしまいがち(笑)。
そこから学ぶことも多いかな。

休耕田での太陽光発電(ドイツ)、風力発電と太陽光発電(ゴビ砂漠)、
大規模な火力発電(中国)兵庫県と姉妹都市を結んでいる
ブラジルの循環型社会形成・・・。

海外はスケールが大きく、導入も早い。
未知の可能性を秘める一方、環境破壊の一面を目にすることも
(途上国の発展は国造りに環境計画を取り込みながら
開発をすすめる面があり、心丈夫に感じます。
先進国はやり変えをするのが大変でなかなか進まない)

トルコは途上国なのに、風力発電がたくさんありました。
日本語が上手な人に「環境への関心がすごいですね」と言ったら、
「経済発展にはあたりまえなんですよ」との回答が。
日本の原発の事故後であっても、原発を考えるといった、
エネルギーへの強い思いが感じられました。


Q:さすが黒谷さん、見ておられるところが深いですね。

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あ、でも、トルコは、バルーン乗りたいから行ったのもあるんです(笑)


Q:信州でもバルーン(固定している)乗れますやん!(笑)

あっこは高い!(笑)
バルーンにも乗りたいから2回(トルコに)行ってます。


Q:次に訪れたい国はあるんですか?

ロシア、モロッコ、ネパール・・。
みんなの暮らしぶりからも文化を学ぶのが楽しい。
行ける間にいきたい。でもちょっと使いすぎ?(苦笑)


Q:これからどんなことがしたいですか?

このままの延長。

生活全部にかかわることを切り口にして
環境教育を推進していきたいです。
今までの知識も、新しいものであるのかどうか
常に再確認、再勉強しながら。

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環境功労賞はみなさんのおかげです。
みなさんと繋がれたからいただくことができました。
これからも人と人の結びつきを大切にしていきたいです。

***********************

【黒谷 静佳さん プロフィール】

平成7年「こどもエコクラブ」の活動展開
    (土づくりから栽培、収穫、エコクッキング、食育)

平成8年「環境家計簿全国大会in神戸」に出場。
    我が家の省エネ行動・待機電力カット・
    エコドライブ行動などをデータ化して発表。

平成9年「こどもエコクラブ全国大会」兵庫県代表として取り組み発表。
    同活動の神戸市児童館事業プログラム化にも寄与、
    神戸市環境教育に大きく貢献。
    1万人以上へ環境保全の必要性を伝えることが評価される。

平成15年 環境カウンセラー資格を取得。
    兵庫県、神戸市の生涯学習環境部門講師登録。

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・神戸市立公民館5館において春・秋季講座として
「環境講座・サマースクール(親子)事業」に精力的に貢献し、
モノ作り等の体験を通じた講座を年1館12日のプログラムを実施。
環境教育の地域活動として評価が高い。

・兵庫県の「ひょうご出前環境教室」における
エコ講座プログラムにおいては、年間約25件の講師依頼に
協力しているなど地元の地方公共団体の取り組みに幅広く貢献し、
兵庫県西宮市、尼崎市、明石市等周辺自治体にも波及効果を及ぼしている。

・平成21年度からは神戸市環境局資源循環部減量リサイクル課と協働し、
生ごみの減量化・資源化の段ボールコンポストの普及啓発活動を展開。
市民へ実践しやすい地球温暖化防止活動としてノウハウを伝えるとともに、
市民の意識改革やライフスタイル転換のきっかけ作りに大きく貢献。
この成果は加古川市、赤穂市、西脇市等周辺市町村でも
評価され波及しているところ。

・神戸市内の環境イベントのプログラムなどに関して、
神戸市へ提案を行うなど、市の環境活動に大きく貢献。

こうした活動は環境保全活動に取り組もうとする
市民団体や事業者に対して知識の付与や助言・指導を行う
環境カウンセラー事業の模範となるとともに
その効果・活動が実際に周辺自治体に波及していることは
大きな功績と認められる。


**********************

【インタビューを終えて】

理事会でお目にかかるも、
なかなかゆっくり話すことがなかった黒谷さん。

「和久井映見ちゃんに似てると言われませんか?」とうかがったら
「大村崑やったら言われたことあるで〜」とさらり(笑)
ユーモアセンスあふれる女性です(*^_^*)

このインタビュー、なんと5時間。
最後の方は「恋愛講座ハートたち(複数ハート)」なるものへ話は移行し・・・。
(これはここでは書けません(笑))

何事にも熱い思いがおありになるからこそ、
環境教育にも斬新なアイディアを活用されていることが理解できました。
ありがとうございました。

(リポート:仁保 めぐみ 環境カウンセラー会ひょうご 広報)

posted by ech28-5 at 11:34| 日記

2012年07月13日

【第5弾】津田文男さん★会員スペシャルインタビュー

平成24、25年度
新しく、環境カウンセラー会ひょうごの理事となられた
津田文男さんの素顔にせまってみました★

**********************

Q:環境カウンセラーを目指されたきっかけを教えてください

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環境カウンセラーは環境省の管轄ということから、
環境カウンセラーになれば、
「環境に関する最新の情報を入手できるのではないか」
という思いがありました。

最新の情報を入手していると、企業だけでなく、
一般の人にも適切な情報の伝達ができる。
そんな思いで「環境カウンセラーになろう」と目指しました。


Q:津田さんにとって、情報の入手とは?

私は小学生を対象
「わかりやすい環境のお話をしたい」と考えていたんです。

小さいときから良い意味で目覚めてもらえると、
将来にわたっての可能性といいますか、
広がりがすごいのではないかと。

わかりやすくお話しすることで、
「それが普通の考え方なんだ」との認識をもってもらい、
次の世代につなげていってもらう。
それには正しい情報が必要だと感じていました。

また中小企業事業者にとっては、いろいろな情報を持っていると、
経営の負担を軽減することにつながります。

環境省、経済産業省などからの重要な情報、
たとえば、ある要件が整うと
設備投資のお金が有利な条件で調達できることや、
国内のCO2排出量取引(クレジット)などの活用により、
中小企業は自分のお金を100%使わずとも設備更新など
環境経営ができることも知っていただきたい。
そんなお話もわかりやすく提供できればと。

私にとっての情報の入手にはそんな意味を含んでいます。


Q:「わかりやすく」というところがポイントですね。

今、勤務している会社で技術者育成の指導もしていますが、
受講生、自らが本当に「津田さんの話を聞きたいな」
思ってもらえるように話すのが理想。

職場の上司から「この講義に出席しなさい」と無理やり、
その教育に出された人は受け身であり、
昼からだと寝てしまう人、あるいは耳に入らない人もいる。

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そこで、「道しるべ塾」と命名した
寺子屋方式(週1回、限定メンバー5名、1.5時間/回)をとって、
私が得意とする配管設計などを
大卒、技術系でH21年〜H23年入社の社員に対して
昨年11月より育成指導をおこなっています。

工学的に見識を広げていくというのは、若い技術者にとっては有意義。
大学でやってた専門的な事が陳腐化してしまうことを避け
実戦的に知識が活用できるようにしたい。

教材は私のオリジナルなので、堅苦しいものではありません。
自然と面白おかしく学んでいることが実務につながる喜びとなり、
日頃の仕事の中でも活用していけるとの実感を持ってもらっています。

他にも、ISO9001(QMS)などについて別の技術者2名に対し
「QMS技術者育成塾」を週1回(1.5時間/回)やることで、
フレキシビリティにみんなでレベルアップを
はかれるように工夫しています。

結局、一週間に2回となりますので、普通に考えて、
準備もそれなりに必要となりますが、
自分自身も充実度がアップし、役立っていると思います。

人に伝える(教える)のは、それなりのエネルギーが必要となり
大変な面もありますが、結局、自己向上にもつながっていますね。


Q:環境カウンセラーの申請も自己向上のあらわれですね(^-^)

そうなんです。2年前になりますが・・・

環境カウンセラーの申請要件をチェックして、
論文の下書きも出来た頃、尼崎商工会議所で
仁保先生が「環境カウンセラー登録支援講座」をされると知り、
セミナーに参加させていただきました。
セミナーでは、ひとつふたつ新たな発見がありましたので、
参加して本当によかったと思っています。


Q:その節はご参加ありがとうございました。お役にたてて光栄です(笑)
論文がすらすらと書けておられたのでしたら、申請でのご苦労はないですね?


そうですね〜(^-^;)

ただ、面接ですね。
1次試験の論文が合格したとしても、
2次試験の面接に合格しなければ環境カウンセラーにはなれない。

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面接で、「企業に勤めながらどう活動していくのか」、
「環境カウンセラーという肩書だけが欲しかっただけなのか」
と問われたとき、どう答えるか考えていました。
面接では一切、事実と反することは言えません。

私の場合、事前に社長にも環境カウンセラーの活動について
個人的な活動として取り組むことでご理解いただいておりましたので、
それなりに自信をもって答えることができました。


Q:そうして臨まれた面接はいかがでしたか?

面接は、3人ひと組でした。30代前後の方が2人。
私は3人の中で1番に質問を受ける人に選ばれました。
試験官(2人)と私のやりとりの後、
残りのお二人がそのやりとりも参考にして上手く答えておられました(笑)

面接終了後、私の答えたことに興味を持たれたようで
受験生2人から
「参考になりました。ありがとうございました。」
声をかけられたんですよ。

面接は最初に答える人によって、
その場の空気が作られるのを感じましたね(笑)


Q:合格までのお気持ちは?

合格できるかどうかは、人が判断することなので、
こればかりはわからなかったですね。
でも、自分では「面接試験にベストを尽くせた」という
感触がありました。
論文も自分で書いたものですし、
返事に窮することもなく、誠意をもって答えられたので。


Q:合格証を手にされていかがでしたか?

家族にお祝いしてもらいました(*^-^*)
他に受けていた資格試験の合格と一緒に。
家内、娘もよくつきあってくれていると感謝しています。

勤務している会社は
KEMS(神戸環境マネジメントシステム)に取り組んでいるので、
社内関係者にも環境カウンセラーの合格を伝えました。


Q:環境カウンセラーになってなにか変わりましたか?

人とのつながりが増えました。
いろいろなフィールドに出ることによって、
つながりができるのは色々な意味で大きいですよね。


Q:今年度から理事になられていかがですか?

山下理事長からお電話をいただいた時は、
会社勤めもあり、休日のみしか活動できないので
環境カウンセラー会にご迷惑をおかけしたらいけないと思いましたが、
このようなご連絡をいただけるのは光栄なことだなという思いがあって、
前向きな考えでいこうと理事就任をお受けしました。

しかし、仕事以外の日(土曜と日曜)、
たとえば土曜日だからといって空いているとは限らない。
最近は土曜に他の会合や研修会など続けて入れてしまうことが多く、、、

“連休の半分は家庭サービスに徹する”という「津田理論」でいくと、

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日曜日は家庭サービスに徹しなければならない(笑)

そうなると自分の休む時間がなくなるのですが
一緒になって楽しんでいますので
精神的には案外、休養がとれている・・・(笑)

でも、素晴らしい人達の中で学ぶことは楽しいと思いますので
理事会は楽しくやっていきたいです。


Q:人間関係で気をつけておられることはありますか?

私は心理カウンセラー(心理相談員)でもあるんです。

とっさに芽生えるよくない気持ちを、自分で自分をカウンセリングして、
軌道修正する。
プライベートのこと、あるいは会社内の人間関係でも
マイナスにとらまえず、マイナスにならないように
緩和していくようにセルフコントロールして
“二人の津田”を作るんです。

もうひとりの津田をもうけて
「この問題はたいしたことないんだ」
「そんな深刻に悩むほどの事ではないや」と
冷静に津田同士をコミュニケーションさせて、
気分を和らげるようにセルフコントロール
しています。


Q:津田さんと言えば「エネルギー」の専門家というイメージが
 ありますが、今後、新たに関わっていきたいことはありますか?


よくぞ聞いてくださいました(笑)

「技術者倫理」のことをここ1年ほど、勉強しています。
日刊工業新聞にも掲載された私の論文
「生かせ 原発事故の教訓」、「想定外と工学」もその中の動き。

※論文は当HP[トピックス]http://ech28houkaisei.sblo.jp/参照


先日、環境分野では「中小企業を強くする環境配慮経営」も技術士会、
6月号の会報誌に掲載されました。

従って、「技術者倫理」以外の新たな取組みとしては
「リスクマネジメント」のことを研鑽したいと思っております。

リスク管理は、環境であれ何であれ関わってくる。
関西大学の名誉教授である亀井利明氏が理事長をつとめる学術団体
「ソーシャル・リスクマネジメント学会」に経歴書や論文を提出し、
最近、入会が認められました。

また、このたび6月10日付で
「企業危機管理士」(学会認定資格)の資格を頂戴することができました。

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※企業危機管理士登録証

これをきっかけとして、リスクマネジメントから
環境、技術など幅広い分野
にからめることができる。
もっともっとリスクマネジメントの知識を深めて
実務にも役立てたいです。


Q:津田さんの自己向上はつきませんね!
 肩書もたくさんあるようにお見受けしますが。


資格をたくさん持っていると、一般的に
「資格マニア」という発想をもたれます。
しかし理解してもらえにくいのですが、私の気持ちは違うんです。

自分の気力が充実していると日常ややこしい問題にあたった時に、
物事に前向きに対処できる。

人間は誰でも「逃げれたら逃げたいな」という習性がありますね。
でも私は、目標を決めて自分の許された時間で挑戦することができれば、
何事にも前向きにやっていけるという
「気力充実のバロメーター」になってるんです。
それがうまくいけば達成感もあるということで、
平成8年位からスタートし、
その結果として現時点で約50の資格を保有することになりました。
“継続は力なり”です・・・

マニアというより、自ら考えて、新たな事に取り組めるか、
挑戦できるか
ということが、気力を絶やさないことや、
モチベーションを持続
することに繋がっていると感じています。


Q:それぞれ独立した資格だったとしても、
 資格同士もつながってると感じることはないですか?


そうそう!

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ピラミッドを例にあらわすと、あの分野、この分野と
やっていくことがピラミッドを積み上げていくことだとしたら、
習得したことが、上を狙う時に試験免除科目になったり、
実務でも役に立つことがある。
そんなつもりはなくても、
これらが有機的につながると強い基盤になる。
その人間にふさわしい目標が自然と埋まっていく。
次の目標も見えてくるかもしれない。

・・・って、今日初めて役に立つようなことが言えたかも(笑)

平成22年4月に技術士(機械部門)登録をしました。
58歳で技術士1次試験、2次試験
そして、口頭試験をクリアできたことは、
ピラミッドのうちの8合目だったと思う。
そこから大きな展開は無理かもしれないが、
その中で更に充実させたり、発展させたり

家族も「お父さん、誰からもそんなこと頼まれていないんだから
もうやらなくてもよいのでは・・・(笑)」
と言いながらも
応援、賛成してくれている。
何の試験に合格したのか覚えていなくても、
その都度、合格した時には、お祝いもしてくれるんですよ。
家族に感謝しています。


Q:そんな向上心旺盛な津田さんから、
 環境カウンセラーを目指す人にメッセージを。


ひとことでいうと、
若い世代の環境カウンセラーが増えてほしい。
環境カウンセラーの今後のあり方を考えていく時に、
フレッシュな建設的な動きや、幅広い発想が
環境カウンセラーにあらたな方向性を導くかも。

合格されたら、ぜひ環境カウンセラー会ひょうごへ!(笑)

***********************

【津田 文男さん プロフィール】
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昭和26年5月生まれ

≪略歴≫
大手の重工業メーカーにて
 プラント設計部門 約20年間
 設計管理部門   約10年間
 品質保証部門   2年間 を経験した後
平成17年7月 西菱(せいりょう)エンジニアリング(株)へ移籍
現時点で 約7年間 勤務
現職は 西菱エンジニアリング(株)原子力プラント技術部 専門部長

≪環境関連保有資格等≫
環境カウンセラー(事業者部門)[環境省]
ISO14001環境審査員補 (CEAR)
KEMS(神戸環境マネジメントシステム)審査員
環境eco検定試験合格
マネジメントシステム環境監査員検定試験(EMS2級)
兵庫県地球温暖化防止活動推進員(県知事からの委嘱)
[厚生労働省]労働安全コンサルタント 他・・

**********************

【インタビューを終えて】

紳士で温厚な津田さん。
「津田理論」にあらわれるご家族への思い(^-^)

一方、約50もの資格をお持ちだというチャレンジ精神は
前向きな気持ちを生み出す「気力充実のバロメーター」なのですね。

インタビューさせていただいて
非常にいい刺激をいただきました。ありがとうございました。

(リポート:仁保 めぐみ 環境カウンセラー会ひょうご 広報)
posted by ech28-5 at 11:28| 日記

2012年06月21日

【第3弾】仁保めぐみさん キラキラ★環境カウンセラーインタビュー

このたび、当会員の仁保めぐみさんが
環境カウンセラーのHPの「キラキラ★環境カウンセラー」に掲載されました。
http://www.env.go.jp/policy/counsel/index.html

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■環境省 環境カウンセラー HP ゲスト・インタビュー掲載
聞き手)財団法人 日本環境協会      (2012.06 実施)
(環境省総合環境政策局 環境教育推進室)
*************************

Q:廃棄物処理の会社で代表取締役!女性ではめずらしいのでは?

そうかもしれませんね。
元々は、父が廃棄物処理の会社を経営していたんです。
社長である父が体調不良になったため、私も手伝うことになりました。
当時は別の仕事をしていましたし、
地域のPTAの活動も熱心に取り組んでいましたので、
「社長の体調不良が治るまで」と、
営業部長として名前だけのつもりで携わっていました。

しかし、営業部長として判断をしないといけないことは多く、
取引先の方々がいらっしゃる以上あやふやな営業は絶対にできません。
社長からも毎日のように厳しい指導があり、
この仕事に集中して、猛勉強するようになりました。

その後、残念ながら父の体調は回復せず、私が会社を継ぐことになりました。

廃棄物処理業界で代表取締役が女性だと、
取引先から「頼りない」「厳しい業界なのにわたっていけるのか」と
不安に思われるのではないか、
「銀行取引にも影響があるのではないか」といった心配があり、

いくら自分では大丈夫だと思っていても、世間からの目・判断というものは
どうしようもないということを感じていました。

そこで、「そうではない」という自信と、
社会的な信頼性をもっと得たい
と、環境省の環境カウンセラーに
チャレンジしようと思ったんです。

Q:環境カウンセラーになった効果は?

名刺に記載する程度ですが、仕事をする上で大変役立っています。
取引先からも環境分野に関する情報が早い・正しい情報を
持っている人だと認識されており
、改正が頻繁に行われている
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」等に関することなど、
結構頼りにされています。

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※環境省主催2011 改正廃掃法講演(沖縄・大阪)

商談とは別に、
「ここから先の話は環境カウンセラーとして相談にのってください」
言われることもあるんですよ。(笑)

皆さんから信頼を得ている分、自分も法改正にかかる新しい情報や
様々な情報を常にキャッチしていくよう努めています。

Q:環境に関する情報があふれていますが、
情報の取捨選択のポイントはありますか?


まず、国など行政からの情報は必須です。
また、エコ検定や環境カウンセラーの研修など、
活動を通してつながりができた方々と様々な情報をやり取りしています。

メディア等で流れる情報もありますが、
一度お会いして信頼ができる方々とのネットワーク
大変よい刺激を受けることができ、
役に立つセミナー情報等たくさんのお知らせ・ご案内をいただいています。

また、地域の環境カウンセラー協議会(環境カウンセラー会ひょうご)
にも参加してネットワークを築いていますが、
メール等も活用しながら他府県の情報をキャッチするようにもしています。

縦つながりだけでなく横つながりがあっていいと思うんです
相談されてアドバイスしたことが、相談者にとっていい結果に
つながるようなカウンセリングをしたいと心がけています。

Q:市民部門にも登録されていますが、
そこではどんな活動をされているんですか?


子どもの学校でPTA会長を6年間やっていたことがあり、
その時に培った教育委員会とのつながりの中で、
今も子どもたちの環境教育に関わっています。
また、兵庫県が実施している中学生の職場体験学習の受け入れ
一企業として平成15年から実施しています。

廃棄物は種類が20もあって大人でも覚えづらいので、
説明だけでは子どもたちにはなおさら伝わりません。
なので、身近なもので例えて説明したり、
直接現物を見せたりするようにしています。

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例えば、地域にインスタントラーメンを自分で作れる体験工場が
あるのですが、まずは子どもたちと楽しく作る。
そして作りながら「何の廃棄物が出てくるか考えてみよう!」と
製造者側に立ってごみを考える時間を設けてみたり。

そうすると、ラーメンを揚げる時の油は廃油だよね、
小麦粉の余りは動植物性残さだよね・・・と、
子どもたちの発想や意見がどんどんつながっていくんです。

表面だけの知識でなく、具体的に廃棄物を実感することで
理解を深めてもらうことが大切
だと考えています。

また、分別はしているもののその廃棄物が
その後どうなっているかわからないという子どもたちが多いので、
こんな形でリサイクルされている、ということを
見せるようにしています。

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例えば、紙くず・鉛筆の削りかす・断際したビニールくずを
粘土で固めて成型する工作をしてもらい、
「本当はもっと複雑な工程があるんだけど、
こういうものがリサイクル燃料(RPF)になっているんだよ」と説明すると、
子どもたちから驚きの声があがります。

「何で木くずを混ぜるんですか?」
「ビニールだけだと燃焼温度が高すぎて炉が傷むから、
それを防ぐために低い温度になる木くずなどを混ぜるんだよ。」と
いうようなやりとりをすることで、
子どもたちはリサイクルの後のつながりをちゃんと考えることができ、
しっかり「理解」していける
んだと思います。
その上で興味を持ってもらえれば「自ら学ぼうかな」という
気持ち
になるんですね。

※兵庫県が実施している中学2年生を対象とした
職場体験学習「トライ・やるウィーク」。
希望する子どもたちを地域の企業が受け入れ、
一週間、職場体験を通して地域について学び
「生きる力」を育むことを目的としている。


Q:理解して興味を持つこと、大人にとってもとても大事ですね。

さらに、気づいたことを「つなげていく」ことも大切だと思っています。

私はアロマテラピーもやっていて、生物多様性の一つとして
植物が人間生活に貢献してくれていることを伝えようと、
子どもにハーブを使った防虫剤作りの講座などもやっています。

香りには人間にとっていろいろな効用があることを説明すると、
「勉強中の眠気覚ましになる香りは何?」とか、
「夜すぐ寝つけるようになる香りは??」等々、
子どもたちはそれぞれ興味を持って取り組んでくれます。
「お母さんに『若返り』の香りのスプレーを持って帰る!」と
頑張って作る子どももいたり(笑)。

そこで、植物は自分では動けない、立っているだけしかできないので、
外敵からの防衛手段だったり繁殖の方法等として
植物独自の香りがあるんだよという話をするんです。
植物にはその香りを出す理由があるとわかると、
その植物がなぜそこに生えているかを考えたり、
植物の名前を調べようと思うきっかけ
にもなりますよね。

せっかくなら、学んだこと・感じたことが次に生きてつながっていく、
一つのものに対して様々な「気づき」を生み出せるような
サポート
を心がけています。

Q:子どもたちと接して感じること・気をつけていることはありますか?              

「理科嫌い」の子どもが最近多いように思います。

私自身は理科系ではないのですが、廃棄物や環境について学び始めて、
理科はいろいろな疑問や問題を解決する大きな力になると実感しました。
テスト対策や実験をしたら終わりではなく、
自分の生活や周りのこと、さらに自分の将来と理科が関係している
ということを子どもたちにぜひ感じて欲しいと思います。

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課題から一歩踏み出すために、
自分たちが何か開発しようと思う力を持ってほしい。
その力を得るのに理科は大事だし、
その力を後押しするのが環境教育だと思います。

子どもたちには「自分ならこんなことができる」と
言えるようになってほしいんです。

Q:社長業に、環境教育に、本当にエネルギッシュな毎日ですね!
そのエネルギーの源はなんでしょう?


目まぐるしく動いている現代、
肉体的にも精神的にも疲れている人が多いと感じています。
私もそうなんですが。
だからこそまず自分を立て直して、
何かやっていかないと!と気を引き締めています。

社長と言うポジションもあり、
自分がくたびれている雰囲気を出すと
周りはさらにくたびれてくると思うんですよ。
ですので、自分自身でも健康・心の環境を整えていきたいし、
多くの人にも良い環境を整えてあげることができればうれしいなと。

アロマテラピーアドバイザーになったのもそれが理由です。

環境問題も他人事ではなく自分のことに置き換えて考えて、
まず自分から動くようにしています。
いろんなところへ出かけたり、
いろんな人と出会ったりするのも大好きですし。
アクティブに動いて外からの刺激を受けることで、
エネルギーをチャージしているんです。(笑)

Q:環境カウンセラーとして
これからどんなことをやっていきたいですか?


アーティストの方々とうまく連携しながら環境のことを
アピールするような活動
をどんどんやっていきたいと思います。

というのも、芸術で環境を考える展示会があって
毎年必ず足を運ぶようにしているんですが、
造形物で環境を表現するというところがとっても面白いんです。

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※自作アニメ「教えて・環境カウンセラー」の1コマ

アートは言葉より伝わってくるもの・訴える力があると感じるし、
アートは人によってとらえ方がいろいろですよね。
結果が出ない・答えがない、自分がどう考えるのかというところが
環境問題と同じ
だという気がします。

結果まで言ってしまわず、
みんなが自分自身で考えてもらえるような
カウンセリングができればいいですね。


また、環境のことをやわらかい説明や身近な話を通して
正しく理解してもらえるようなセミナー等もやっていきたいです。
そのためには、プレゼンテーションの腕をもっと磨きたいし、
アニメーションをもっと活用するなど、
万人に伝わるような手法をどんどん取り入れていきたいな、と思います。

***************************

【インタビューを終えて】

廃棄物処理の会社の代表取締役として
バリバリ活躍されている仁保さん。

お会いする前はどんな方なんだろう・・・と思っていたところ、
なんと!とっても素敵でたおやかな女性でした。
お話を伺っている間も笑顔を絶やさず、
インタビューしやすい雰囲気作りをしてくださる細やかな気遣い!
その笑顔が、取引先・学校・子どもたちに
「相談してみよう・質問してみよう」と思わせる原点なのでしょう。

インタビューの端々から、充実された日々を過ごされている様子が
伝わってきました。
仁保さんのエネルギー源は「自分から動くこと」、
キラキラと輝くには「待ち」ではいけませんね。

ほんの1時間半ご一緒しただけなのに、
仁保さんのパワーが伝搬して私たちもすっかり元気になりました。
事務局も動いていかなくては!(聞き手:日本環境協会)

**************************

【仁保 めぐみ プロフィール】

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兵庫県宝塚市生まれ、宝塚育ち。
現在、産業廃棄物処理業、一般貨物自動車運送業、
金属くず商、古物商を営む
「有限会社エビオ」(http://www.a-b-o.co.jp)代表取締役社長。
NPO法人環境カウンセラー会ひょうご理事長。
NPO法人環境カウンセラー全国連合会常務理事。
趣味:料理を作ること
好きなもの:コザクラインコ

過去に尼崎市PTA会長永年功労賞受賞。
当時、市民運動の取りまとめ役として学校・地域と提携し、
健全育成、環境保全、人権教育、地域活性化支援、学校給食献立委員会、
防犯、学校教育問題、親子教育など手掛けていた。

市内の学校が連携した連合会では、在任中、毎年、
家庭教育を主題とした演劇を企画、台本の作成から総指揮、総監督を手掛け、
TVでもとりあげられるなど、今でも語り継がれる功績を得ている。

■資格等

環境省 環境カウンセラー(事業者部門市民部門
特別管理産業廃棄物処分業・収集運搬業申請
特別管理産業廃棄物管理責任者
産業廃棄物管理士
運行管理者(貨物、旅客)
産業カウンセラー(メンタルヘルス対応)
整備管理者
職長・安全衛生責任者
危険物取扱者
認定エステティシャン(センター試験合格)
アロマテラピー1級
ビジネス文書技能検定2級
食生活アドバイザー2級
整理収納アドバイザー2級
生前整理アドバイザー2級
環境社会検定(エコ検定)合格
環境教育インストラクター
色彩コーディネーター
マインドマップマスター
食品衛生責任者
四国八十八ヶ所霊場公認権中先達
西国三十三所先達要件
四国別格二十霊場先達要件
等、多数・・・

尼崎市PTA会長永年功労賞受賞
株式会社ドトールコーヒー売店接客コンテスト全国大会最優秀賞受賞

■講演活動

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・環境省主催「廃棄物処理法改正について」(沖縄、大阪)
・環境省主催「アシープ21 生物多様性講座」
・環境省主催「環境教育の実践」
・環境省主催「心に残る自己紹介のしかた」
・環境省主催「無許可の回収業者」の問題点〜一枚のチラシから法違反を読み取る〜
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・三井住友銀行主催「環境問題への意識付け」

・鳥取環境大学 大学祭ゲスト出演
 「廃棄物の定義」「不適正処理と不法投棄」「無機化学」
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・尼崎市主催
 園田市民大学「環境とコミュニケーション」 

・尼崎市主催 あまがさき環境オープンカレッジ
 「小型家電リサイクル法」
 「その捨て方で大丈夫?-違法な不用品回収業者で処分していませんか?-」
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 「超〜お片付け術」

・尼崎市主催 みんなのサマーセミナー
 「四国八十八か所霊場巡礼のすすめ」

・尼崎工業会主催
 「自己分析とコミュニケーション」
 「マインドマップ講座」
 「四国遍路のすすめ」
 「お騒がせ廃棄物問題」
 「会社で活用 コーチング術」
 「心が折れるその前に〜アドラー心理学の実践〜」

・尼崎商工会主催
 「環境カウンセラーになるには(養成講座)」 

・環境カウンセラー会ひょうご主催
 「ワークで実践・ESD」
 「フロン排出抑制法の概要」
 「基礎から学ぶ廃棄物処理法」

・兵庫県、ひょうご環境創造協会主催
 環境学習コーディネーター養成講座
 「環境問題の伝え方やカウンセリングの技術」

・大津市主催
 「お騒がせ!廃棄物問題」
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・滋賀県環境保全協会主催
 法・条例を学ぶ講習会(産業廃棄物編)
「廃棄物処理法を再認識する〜昨今の不適正処理事例から〜」
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・滋賀県環境事業公社主催
 「アロマテラピーのおはなし〜人間と植物の共生〜」
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・三田市クリーンセンター主催
 事業系一般廃棄物管理責任者研修会
  基調講演:「分別って難しい」〜今日から実践できること〜
 「日本の食事情と食品ごみとの関係」〜地域で取り組む減量化〜
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等・・・

■その他
環境新聞「特別対談」平成28年8月31日号 掲載
*************************
posted by ech28-5 at 18:42| 日記

2010年11月08日

【第2弾】小山英二さん★会員スペシャルインタビュー

海をこよなく愛するヨットマンであり、
瀬戸内の海を守るために
長年活動を続けてこられた
小山英二さん
環境を守るための取り組み、その熱い思いを伺いました。

Q:お仕事は法律関係とうかがいましたが、
法律の世界の方が、どうして環境カウンセラーに?


A:大学卒業後、国家公務員の特別職の事務官となり、
その後、最高裁書記官研修所を修了して、任官しました。
民事が長く、現在は民事の調停委員をしています。

神戸生まれなのですが、育ったのは篠山で、
野山を相手に遊び、自然の豊かさ、
ありがたさを目の当たりにして育ちました。
豊かな自然があることが、
どれだけ自分の心の支えとなり、癒しになるのか、
子どもながら肌で感じ、分かっていたのでしょうね。

その思いがあったからこそ、
環境を守る活動に入れたのだと思います。

Q:「瀬戸内の環境を守る連絡会」で、
中心となって活動をされていますが、
環境問題の中で「海」をテーマにされたのはどんなところからですか?


A:山育ちですので、
海に対するあこがれが強かったのはありますね。
海は、見るのも泳ぐのも大好きで、
将来は海の見えるところで住みたいと思っていました。
働くようになって神戸に住んだのは、
海が見えるからというのが大きいですね(笑)。

仕事は、近畿圏内ながら転勤が多く、
今までに14回の転勤を経験しました。
通勤途上で見る、JR朝霧駅の
プラットホームからの眺めは素晴らしく、
これを眺めるだけでも、明舞に住んで良かったと思ったくらいです。

その頃、仕事で知り合った弁護士の方から
「瀬戸内の海を守る活動を、一緒にしないか」と声をかけられました。

その弁護士の方は、瀬戸内海の公害訴訟の担当をされていたこともあり、
このままでは環境破壊につながると真剣に思われたのだと思います。
私も海は大好きですから、参加することにしました。

1972年に「瀬戸内の環境を守る連絡会」が結成されましたが、
その頃から現地調査も一緒にやりましたし、
立ち上げから関わっています。
思い入れは深いですね。

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Q:小山さんといえば「ヨットマン」というイメージがありますが、
それも何か環境問題と関わりがあるのですか?


A:明石には7つの漁協があります。
瀬戸内の海を守る活動の中で、やはり現場の声は大事と、
漁師さん達にいろいろと話を聞かせてもらっていました。

あるとき漁師さんに

「海の話をいくら聴いても、陸から見ているだけでは、
海の本当の事はわからない。
海を知るなら、海に出て、海から見てみないと」

と言われました。

なるほどそうだと思い、漁船を出してもらい、
海の調査をするようになりました。

しかし、彼らにも仕事があり、
こちらの都合で振り回すことはできません。
そこで、当時一緒に活動していた仲間で相談し、
お金を出し合って、調査用に船を買おうということになりました。

船と言っても、モーターボートでは環境にも良くありませんので、
ここはやはりエコなヨットにしました。

Q:なるほど、そういう風に繋がるのですね。
ヨットに乗って海にこぎ出すことで、何か変わりましたか?


A:漁師さんがおっしゃったことは、本当に実感しました。
海に出てみないと、本当の海の姿は見えてこないんですね。

まず第一に、水質がよくわかりました。
港で見ていると、水が汚れているように見えていたのが、
沖に出ると、実は水が澄んでいてきれいだったりします。

そうした様子を見ることで、まだまだ救える、
今のうちに救わなくては!と強く思いました。

第二に、瀬戸内の風景の素晴らしさが本当によくわかりました。
こんな素晴らしい風景を壊してはいけない、
何としても守ろうとより強く思いました。
この経験は、環境を守る活動を続けて行くうえで、本当に大きかったですね。

Q:お話を聴いていても、実際に海に出ることの大事さを感じますね。

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A:自分たちでこぎ出したことで、本気だと思ってもらえたようで、
漁師さんたちとも一層親交ができました。
彼らは魚のプロですから、海や魚の事ならたいてい知っています。

海が汚れて魚が取れなくなったら仕事ができなくなりますから、
職場を守るためにも、海がきれいでなくてはダメだと思っている。
環境を守ろうという思いは一緒なのですね。

Q:どれくらいのペースで海に出ておられますか?

A:ヨットに乗って海から陸を見るのは楽しいので、
当時は月に1〜2回のペースで乗っていました。
今でも、4月から11月の間は月に1回は乗っています。
同じ風景でも、何度も見ることで本当の良さが実感できますし、
その度に新たな発見があります。
1回や2回では、海の良さも、
海の何をどう守ればいいのかもわからないと思います。

こうした活動に共通ですが、
小さなことでもいいから、何か一つ始めていく、
そして継続することが大事だと思っています。

Q:今後の活動としてはどのようなことを考えておられますか?

A:今、環境カウンセラーで活動している人は、
大人世代と言いますか、割に年齢層が高いと思います。
私たちの役目として、
やはり次の若い世代につなぐことが大事だと思っています。

今取り組んでいる活動も、
私たちだけで終わってしまってはいけないのです。

そのためにも、ヨットを使って、
海に出て環境を考えるという機会を、もっと作りたいですね。
次世代リーダーに、ぜひ出てきてほしいと思っています。


身近なところから始めること、
本当に環境を守りたいと真摯に思うことの大切さを、
小山さんに教わりました。ありがとうございました。
(リポート・立石美樹)
posted by ech28-5 at 12:47| 日記