2012年07月13日

【第5弾】津田文男さん★会員スペシャルインタビュー

平成24、25年度
新しく、環境カウンセラー会ひょうごの理事となられた
津田文男さんの素顔にせまってみました★

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Q:環境カウンセラーを目指されたきっかけを教えてください

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環境カウンセラーは環境省の管轄ということから、
環境カウンセラーになれば、
「環境に関する最新の情報を入手できるのではないか」
という思いがありました。

最新の情報を入手していると、企業だけでなく、
一般の人にも適切な情報の伝達ができる。
そんな思いで「環境カウンセラーになろう」と目指しました。


Q:津田さんにとって、情報の入手とは?

私は小学生を対象
「わかりやすい環境のお話をしたい」と考えていたんです。

小さいときから良い意味で目覚めてもらえると、
将来にわたっての可能性といいますか、
広がりがすごいのではないかと。

わかりやすくお話しすることで、
「それが普通の考え方なんだ」との認識をもってもらい、
次の世代につなげていってもらう。
それには正しい情報が必要だと感じていました。

また中小企業事業者にとっては、いろいろな情報を持っていると、
経営の負担を軽減することにつながります。

環境省、経済産業省などからの重要な情報、
たとえば、ある要件が整うと
設備投資のお金が有利な条件で調達できることや、
国内のCO2排出量取引(クレジット)などの活用により、
中小企業は自分のお金を100%使わずとも設備更新など
環境経営ができることも知っていただきたい。
そんなお話もわかりやすく提供できればと。

私にとっての情報の入手にはそんな意味を含んでいます。


Q:「わかりやすく」というところがポイントですね。

今、勤務している会社で技術者育成の指導もしていますが、
受講生、自らが本当に「津田さんの話を聞きたいな」
思ってもらえるように話すのが理想。

職場の上司から「この講義に出席しなさい」と無理やり、
その教育に出された人は受け身であり、
昼からだと寝てしまう人、あるいは耳に入らない人もいる。

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そこで、「道しるべ塾」と命名した
寺子屋方式(週1回、限定メンバー5名、1.5時間/回)をとって、
私が得意とする配管設計などを
大卒、技術系でH21年〜H23年入社の社員に対して
昨年11月より育成指導をおこなっています。

工学的に見識を広げていくというのは、若い技術者にとっては有意義。
大学でやってた専門的な事が陳腐化してしまうことを避け
実戦的に知識が活用できるようにしたい。

教材は私のオリジナルなので、堅苦しいものではありません。
自然と面白おかしく学んでいることが実務につながる喜びとなり、
日頃の仕事の中でも活用していけるとの実感を持ってもらっています。

他にも、ISO9001(QMS)などについて別の技術者2名に対し
「QMS技術者育成塾」を週1回(1.5時間/回)やることで、
フレキシビリティにみんなでレベルアップを
はかれるように工夫しています。

結局、一週間に2回となりますので、普通に考えて、
準備もそれなりに必要となりますが、
自分自身も充実度がアップし、役立っていると思います。

人に伝える(教える)のは、それなりのエネルギーが必要となり
大変な面もありますが、結局、自己向上にもつながっていますね。


Q:環境カウンセラーの申請も自己向上のあらわれですね(^-^)

そうなんです。2年前になりますが・・・

環境カウンセラーの申請要件をチェックして、
論文の下書きも出来た頃、尼崎商工会議所で
仁保先生が「環境カウンセラー登録支援講座」をされると知り、
セミナーに参加させていただきました。
セミナーでは、ひとつふたつ新たな発見がありましたので、
参加して本当によかったと思っています。


Q:その節はご参加ありがとうございました。お役にたてて光栄です(笑)
論文がすらすらと書けておられたのでしたら、申請でのご苦労はないですね?


そうですね〜(^-^;)

ただ、面接ですね。
1次試験の論文が合格したとしても、
2次試験の面接に合格しなければ環境カウンセラーにはなれない。

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面接で、「企業に勤めながらどう活動していくのか」、
「環境カウンセラーという肩書だけが欲しかっただけなのか」
と問われたとき、どう答えるか考えていました。
面接では一切、事実と反することは言えません。

私の場合、事前に社長にも環境カウンセラーの活動について
個人的な活動として取り組むことでご理解いただいておりましたので、
それなりに自信をもって答えることができました。


Q:そうして臨まれた面接はいかがでしたか?

面接は、3人ひと組でした。30代前後の方が2人。
私は3人の中で1番に質問を受ける人に選ばれました。
試験官(2人)と私のやりとりの後、
残りのお二人がそのやりとりも参考にして上手く答えておられました(笑)

面接終了後、私の答えたことに興味を持たれたようで
受験生2人から
「参考になりました。ありがとうございました。」
声をかけられたんですよ。

面接は最初に答える人によって、
その場の空気が作られるのを感じましたね(笑)


Q:合格までのお気持ちは?

合格できるかどうかは、人が判断することなので、
こればかりはわからなかったですね。
でも、自分では「面接試験にベストを尽くせた」という
感触がありました。
論文も自分で書いたものですし、
返事に窮することもなく、誠意をもって答えられたので。


Q:合格証を手にされていかがでしたか?

家族にお祝いしてもらいました(*^-^*)
他に受けていた資格試験の合格と一緒に。
家内、娘もよくつきあってくれていると感謝しています。

勤務している会社は
KEMS(神戸環境マネジメントシステム)に取り組んでいるので、
社内関係者にも環境カウンセラーの合格を伝えました。


Q:環境カウンセラーになってなにか変わりましたか?

人とのつながりが増えました。
いろいろなフィールドに出ることによって、
つながりができるのは色々な意味で大きいですよね。


Q:今年度から理事になられていかがですか?

山下理事長からお電話をいただいた時は、
会社勤めもあり、休日のみしか活動できないので
環境カウンセラー会にご迷惑をおかけしたらいけないと思いましたが、
このようなご連絡をいただけるのは光栄なことだなという思いがあって、
前向きな考えでいこうと理事就任をお受けしました。

しかし、仕事以外の日(土曜と日曜)、
たとえば土曜日だからといって空いているとは限らない。
最近は土曜に他の会合や研修会など続けて入れてしまうことが多く、、、

“連休の半分は家庭サービスに徹する”という「津田理論」でいくと、

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日曜日は家庭サービスに徹しなければならない(笑)

そうなると自分の休む時間がなくなるのですが
一緒になって楽しんでいますので
精神的には案外、休養がとれている・・・(笑)

でも、素晴らしい人達の中で学ぶことは楽しいと思いますので
理事会は楽しくやっていきたいです。


Q:人間関係で気をつけておられることはありますか?

私は心理カウンセラー(心理相談員)でもあるんです。

とっさに芽生えるよくない気持ちを、自分で自分をカウンセリングして、
軌道修正する。
プライベートのこと、あるいは会社内の人間関係でも
マイナスにとらまえず、マイナスにならないように
緩和していくようにセルフコントロールして
“二人の津田”を作るんです。

もうひとりの津田をもうけて
「この問題はたいしたことないんだ」
「そんな深刻に悩むほどの事ではないや」と
冷静に津田同士をコミュニケーションさせて、
気分を和らげるようにセルフコントロール
しています。


Q:津田さんと言えば「エネルギー」の専門家というイメージが
 ありますが、今後、新たに関わっていきたいことはありますか?


よくぞ聞いてくださいました(笑)

「技術者倫理」のことをここ1年ほど、勉強しています。
日刊工業新聞にも掲載された私の論文
「生かせ 原発事故の教訓」、「想定外と工学」もその中の動き。

※論文は当HP[トピックス]http://ech28houkaisei.sblo.jp/参照


先日、環境分野では「中小企業を強くする環境配慮経営」も技術士会、
6月号の会報誌に掲載されました。

従って、「技術者倫理」以外の新たな取組みとしては
「リスクマネジメント」のことを研鑽したいと思っております。

リスク管理は、環境であれ何であれ関わってくる。
関西大学の名誉教授である亀井利明氏が理事長をつとめる学術団体
「ソーシャル・リスクマネジメント学会」に経歴書や論文を提出し、
最近、入会が認められました。

また、このたび6月10日付で
「企業危機管理士」(学会認定資格)の資格を頂戴することができました。

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※企業危機管理士登録証

これをきっかけとして、リスクマネジメントから
環境、技術など幅広い分野
にからめることができる。
もっともっとリスクマネジメントの知識を深めて
実務にも役立てたいです。


Q:津田さんの自己向上はつきませんね!
 肩書もたくさんあるようにお見受けしますが。


資格をたくさん持っていると、一般的に
「資格マニア」という発想をもたれます。
しかし理解してもらえにくいのですが、私の気持ちは違うんです。

自分の気力が充実していると日常ややこしい問題にあたった時に、
物事に前向きに対処できる。

人間は誰でも「逃げれたら逃げたいな」という習性がありますね。
でも私は、目標を決めて自分の許された時間で挑戦することができれば、
何事にも前向きにやっていけるという
「気力充実のバロメーター」になってるんです。
それがうまくいけば達成感もあるということで、
平成8年位からスタートし、
その結果として現時点で約50の資格を保有することになりました。
“継続は力なり”です・・・

マニアというより、自ら考えて、新たな事に取り組めるか、
挑戦できるか
ということが、気力を絶やさないことや、
モチベーションを持続
することに繋がっていると感じています。


Q:それぞれ独立した資格だったとしても、
 資格同士もつながってると感じることはないですか?


そうそう!

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ピラミッドを例にあらわすと、あの分野、この分野と
やっていくことがピラミッドを積み上げていくことだとしたら、
習得したことが、上を狙う時に試験免除科目になったり、
実務でも役に立つことがある。
そんなつもりはなくても、
これらが有機的につながると強い基盤になる。
その人間にふさわしい目標が自然と埋まっていく。
次の目標も見えてくるかもしれない。

・・・って、今日初めて役に立つようなことが言えたかも(笑)

平成22年4月に技術士(機械部門)登録をしました。
58歳で技術士1次試験、2次試験
そして、口頭試験をクリアできたことは、
ピラミッドのうちの8合目だったと思う。
そこから大きな展開は無理かもしれないが、
その中で更に充実させたり、発展させたり

家族も「お父さん、誰からもそんなこと頼まれていないんだから
もうやらなくてもよいのでは・・・(笑)」
と言いながらも
応援、賛成してくれている。
何の試験に合格したのか覚えていなくても、
その都度、合格した時には、お祝いもしてくれるんですよ。
家族に感謝しています。


Q:そんな向上心旺盛な津田さんから、
 環境カウンセラーを目指す人にメッセージを。


ひとことでいうと、
若い世代の環境カウンセラーが増えてほしい。
環境カウンセラーの今後のあり方を考えていく時に、
フレッシュな建設的な動きや、幅広い発想が
環境カウンセラーにあらたな方向性を導くかも。

合格されたら、ぜひ環境カウンセラー会ひょうごへ!(笑)

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【津田 文男さん プロフィール】
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昭和26年5月生まれ

≪略歴≫
大手の重工業メーカーにて
 プラント設計部門 約20年間
 設計管理部門   約10年間
 品質保証部門   2年間 を経験した後
平成17年7月 西菱(せいりょう)エンジニアリング(株)へ移籍
現時点で 約7年間 勤務
現職は 西菱エンジニアリング(株)原子力プラント技術部 専門部長

≪環境関連保有資格等≫
環境カウンセラー(事業者部門)[環境省]
ISO14001環境審査員補 (CEAR)
KEMS(神戸環境マネジメントシステム)審査員
環境eco検定試験合格
マネジメントシステム環境監査員検定試験(EMS2級)
兵庫県地球温暖化防止活動推進員(県知事からの委嘱)
[厚生労働省]労働安全コンサルタント 他・・

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【インタビューを終えて】

紳士で温厚な津田さん。
「津田理論」にあらわれるご家族への思い(^-^)

一方、約50もの資格をお持ちだというチャレンジ精神は
前向きな気持ちを生み出す「気力充実のバロメーター」なのですね。

インタビューさせていただいて
非常にいい刺激をいただきました。ありがとうございました。

(リポート:仁保 めぐみ 環境カウンセラー会ひょうご 広報)
posted by ech28-5 at 11:28| 日記